新着・イベント情報

ブログ

家づくりの幅を広げるための提案

 

「南向きの土地」は

一般的に最も人気がありますが、

弊社では最もオススメしていません。

 

理由は4つ。

1つ目は、土地の価格が高いから。

2つ目は、外構費が高くなるから。

3つ目は、外観がダサくなりやすいから。

4つ目は、設計が難しいから。

です。

 

というわけで今回は、

この4つの理由について

もう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

こんにちは。

家づくり応援隊長の辻村です。

 

まず1つ目の

「土地の価格が高いから」ですが、

これは単純に「日当たりがいい土地=いい土地」

という価値観が浸透していることに尽きると思います。

 

つまり、みんながこぞって

「日当たりがいい南向きの土地」を

買おうとするからこそ

必然的に価格が高く設定される

というわけですね。

かつ、欲しい人が多いこの土地は

値引きをする必要もありませんしね。

 

そんなわけで、南向きの土地は

そのエリアで最も割高に価格が設定され、

ほぼ100%と言っても過言ではないぐらい

不動産屋さんの言い値で取引されているんですよね。

 

2つ目の「外構費が高くなるから」については、

南向きの土地はプライバシー性を担保するための工事が

必要となる可能性が高くなることが予想されるからです。

 

南向きでつくった部屋の丸見えを防ぐ。

南向きでつくったデッキの丸見えを防ぐ。

南向きでつくった庭の丸見えを防ぐ。

などの一手間をかけなければ、

カーテンを閉めたままの薄暗い家で暮らさないといけないし、

せっかくデッキを作ってもほぼ使うこともないでしょうからね。

 

そんなわけで、南向きの土地は

必然的に外構工事費も高くつきやすいというわけです。

 

3つ目の「外観がダサくなりやすいから」については、

なぜ外観がダサくなりやすいかと言うと、

南向きの土地は生活感が前面に出やすいからです。

 

洗濯物を干すのも家の正面になりやすいし、

庭も家の裏ではなく正面につくりますしね。

また、南向きの土地だと部屋を南につくり

南に大きな窓をつくるところまでが

設計のワンセットとなっていますが、

それらの窓には全てほぼ確実にシャッターが設置されるため、

これもまた外観をダサくする一つの要因となります。

 

なんせ「勝手口ドア」と

窓の上につく「ボックス型のシャッター」は

家をダサくしてしまう2トップですからね。

 

さらに、弊社では今後もさらなる値上がりが予想される

電気料金の負担を抑えるために

太陽光発電の設置を標準化しているのですが、

南向きの土地だと正面から

太陽光パネルが丸見えになり

これも外観をダサくする要因となります。

 

かつ、この屋根の流れにすると

屋根先にかかる樋も全て丸見えになり

これまた外観がゴチャゴチャする

要因になってしまうんですよね。

 

そんなわけで南向きの土地に建つ家は、

自然と外観がダサくなってしまうというわけです。

既成概念のまま設計すると。

 

では最後に「設計が難しいから」について

お伝えしていきたいと思います。

 

 

✔️強力な南向きバイアス!

 

南向きの土地の設計が難しい理由は、

まさにこのバイアスが超強力だからです。

 

つまり抜群に日当たりがいい

南向きの土地を買ったんだから、

その恩恵を最大に受けるために

部屋も窓も南向きでつくることが

当たり前となっているがために、

それを崩した設計をすることも難しいし、

また出来たとしても理解してもらうことが難しい

というわけですね。

 

そんなわけで、先程お伝えしたように

外観がダサくなってしまうし、

外観のダサさと丸見えをカバーするために

外構工事に巨額の費用をかけざるを得なくなるんですよね。

 

そして、土地代も含めて

全て割高な買い物をすることになり、

結果、予算が最も膨らむという

結末を迎えることになります。

 

端的にまとめさせていただいたのですが、

弊社が「南向き」の土地を

最もオススメしない理由について

ご理解いただけたでしょうか?

 

もちろんこの考え方に反論がある方も

たくさんいらっしゃると思うし、

決して既成概念通りの家の建て方が

ダメだというわけでもありません。

 

ですが、こういった考え方もある

ということを知っておいていただくと

確実に家づくりの幅は広がると思うので、

安易に否定するのではなく、

一度頭の中で咀嚼いただければ幸いです。

 

それでは・・・

 

 2024.02.26

CONTACTお問合せ・資料請求

ホームページを見たとお気軽にお問合せください

メールでお問合せ

PAGE TOPPAGE TOP